鹿児島の探偵というお仕事~死というもの~
鹿児島の探偵というお仕事~死というもの~
※当ブログ記事はすべてノンフィクションです。
ちょいと風邪気味・・喉が痛くて身体がだるい・・熱もあるっぽい・・
だけど、熱は測らない・・・表示された体温を直視すると、動けなくなるから・・
栄養剤とビタミン飲んで早めに寝る!
鹿児島の探偵というお仕事~死というもの~
現職のときもそうでしたが、探偵という仕事も、比較的身近に「死」というものがあります。
現職のときはトータルで数百体の死体を見ているし、今は
「自殺未遂」「自殺」「虐待」「いじめ」
というキーワードが仕事の中に出てくる。
「死」というものに慣れすぎてるな・・・とたまに思うことがあります。
身内が死んでも、涙はでないかな・・・とか・・・
「死」というものを客観的にみてしまうクセがいつの間にかついているようです。
私自身も2~3回死に直面している。
車にはねられたり、電車にはねられたり、刺身包丁突きつけられたり・・・
「生きろ」という運命を与えられたと思ってる。
だから、死ぬ間際に、「まあ、いい人生だったかな」と思えればそれでいいかな・・と・・
それが私の「死生観」かな
探偵という仕事をしていて、リストカットを繰り返す女性から相談を受けることがあります。
女性はね・・自殺しちゃだめです。必ず「検視」というものを警察で行います。
裸にされ、身体の隅々を警察官に調べられ、理科の授業で使った温度計を
肛門に差し込まれ・・暴行や強姦の形跡がないか陰部の中まで調べられる。
本当に、かわいそうです。
現職時代、若い女性が雑木林の中で首吊り自殺をしました。
県外から死に場所を求めて鹿児島にたどりついたようです。
失恋を苦にしての自殺でした。
現場の状況をデジタルカメラで撮影して、私が抱きかかえて、先輩がロープを切る・・
華奢な身体の重さと冷たさを感じながら、やるせない気持ちで一杯になる・・・
署に帰り、検視を済ませ、報告書作成。デジカメで撮影した写真を確認してみたら・・
なぜか顔だけが写っていない・・
吊られている真正面から撮影したのに、顔の部分だけがぼんやりして
はっきり顔を判別できない・・・洋服の柄などははっきりと写っているのに・・・
顔は写してほしくなかったんだろうな・・最後まで、女の子だったんだな・・・
今でも心に残っている不思議な出来事です。
ちなみに、人の死体は、どんな死体(腐乱・バラバラ・・)でも躊躇なく触れますが・・
鳥犬猫など小動物の死体は、怖くて触れません・・・なんでだろ?
If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~
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