鹿児島の探偵というお仕事~ストーカー~
鹿児島の探偵というお仕事~ストーカー~
ストーカー「中年女性被害者のケース」
御主人の浮気が原因で離婚したバツ1女性。
一人暮らしをしながら、自立した生活をしていましたが、一人暮らしが寂しくなってきたころ
街で偶然に昔の彼氏に遭遇。「昔の思い出のまま変わっていない彼」という思い込みで、交際開始。
最初は、仲良くやっていて、生活費などを貸し借りしていたところ、そのうち彼は仕事もしなくなり、酒・パチンコ三昧・・半同棲の生活が続く中、お金をせびられ、ついには暴力まで・・だけど、酒を飲まなければやさしい・・
一人はさびしい・暴力は嫌・いつもはやさしい・・・・・DVの典型的なケースです。
暴力を振るわなくなるまで、家への出入りを禁止したところ、ストーカー化
夜に自宅に押しかける・職場に押しかけ、お金をせびる・電話をしつこく架けてくる・・・
身の危険を感じて、警察へ相談。
若い刑事が対応し、
彼氏でしょ。お金の貸し借りもあるんでしょ。自分の責任なんだから・・相手はお金を返してくれということで、訪問してるんじゃないですか?ちゃんと相手と話し合いをしてみれば・・
で、ストーカー事件としては受理してくれなかった。
そのうち、ストーカー化はエスカレートし、自宅のポストに
「貸したお金なんてどうでもいい。一緒にいてくれ。俺は、精神病院にも入院したことがある。一緒にいてくれなければお前を殺して俺も死ぬ。」という内容の手紙が入る。
そこで、アルゴスユニットに相談。
まず、いままでの関係を事情聴取。
交際期間半年、彼からの借金50万円、暴力回数5回(蹴り・殴り)
携帯への着信1日平均12回・訪問週2回程度・午後11時ころ・自宅マンション周辺をうろつくのは頻繁
「怖い・逃げたい・お金を返して関係を清算したい」という希望であったため家計簿兼日記に
●携帯への着信履歴のメモ保存
●訪問日時のメモ
を必ず記載すること
●手紙の保存
を指示し、まずは、彼の行動確認を実施。
週1~2回程度、日雇いの建設アルバイトをしながら、躁鬱で通院・投薬治療中。
約1週間ほど行動確認をして行動パターンを把握。
あわせてクライアントの仕事終了から自宅までの警護及び深夜零時までの周辺警護を実施。
警戒中、ストーカーがクライアントの自宅マンションの入口に来て、彼女に電話。
30分ほどマンション周りをうろついて、彼女の部屋の窓を見上げてたたずむ姿あり。
ストーカー状況を、第3者であるラルゴスユニットのスタッフも確認できたことから
●携帯着信履歴のメモ
●訪問日時のメモ
を記載した日記と、ポストに入れられた手紙を持参して、警察へ被害届を出すよう教示。
数日後、警察に被害届けを出しにいくが、若い担当の刑事はやはり受理してくれない。
「何かあったら110番するように」とだけ言われ返される。
ストーカー対策には警察の協力は必要不可欠です。
アルゴスユニットは元警察官なので、どこを攻めれば協力的に動いてくれるかは、周知!
ある部署へ「事案の内容・警察の対応」についてメール送信。
メール送信の翌日、担当の若い刑事から、
「警察に知り合いでもいるんですか?・・・詳しく話を聞きますので、お伺いします」と低姿勢での電話連絡あり。
被害届としては受理しなかったが、重要相談として受理してもらい、110番の通信司令室にもストーカー被害の恐れあり事案として登録。110番の際には緊急で急行してもらうよう手配済み
3日後、ストーカーが訪問してきたので、110番・パトカー到着で身柄確保。
警察でかなり絞られたうえに、今後近づかないという念書を取られ、事件は解決。
その後、共通の知り合いが間に立ち、借金関係を処理。
携帯電話番号を替え、ボーナスを待って新しい部屋へ転居。
仕事場を変われないため、すこし不安は残っていますが、今のところ平穏な生活をされています。
※日記は重要な証拠になります。ストーカー被害の恐れがある人は、日記をつけることをオススメします。
If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~
コメント