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2009年4月

2009年4月30日 (木)

鑑識担当として取り扱った事件 パート2

鑑識担当として取り扱った事件 パート2

民間被害者対策チーム「アルゴスユニット」のヤマモトです。

今日は、ある所属時代に取り扱った、悲しい殺人事件について、お話します。

それは、当直明けの朝でした、執務室で徹夜で仕上げた取り扱い事件の事務処理をしていたところ、

男の人が、2階建てアパートの外階段から転落、病院に運ばれた」

との指令が入りました。

男性は、命に別状はないとのことであったので、とりあえずアパートの現場確認からしようということになり、現場直行しました。

現場は、どこにでもある普通のアパート、1階4室、外階段を上ると2階にも4室があるものでした。

現場は、たいして血痕も発見されずに、整然とした状況、今までの経験から

「こりゃ、酔っ払いが落ちたな、たいした怪我もしとらんだろう・・」

落ちた人の身元がわからないとのことで、とりあえず、2階を1室ずつノックしてみました。まだ、朝早い時間、みんな寝てる時間です。応対してくれたのは、1軒だけ

「何かが階段を落ちる音がして、救急車が来てました。階段の上で、争う音とかは聞こえませんでしたよ。」

とのこと。一番奥の部屋をノックしてみたところ、返事がない。聞こえてくるのは、室内にいる犬の鳴き声だけ、「おはようございます」と声をかけながら、ドアノブを回してみると、開いている・・「ここの住人だな」確信を得た私たちは、そのことを本署に報告して病院へ行ってみた。

救急外来のベッドに横たわる初老の男性、思ったとおり、たいした怪我はしていない、近づいてみると、強い酒臭・・・やっぱりね・・・

「何で落ちたの?何で飲んでから外に出たの?あなた、アパートの一番奥の部屋の〇〇さんでしょ?」

男、顔を手で覆うようにして無言「・・・」、そのとき本署から携帯に電話が来て、捜査係長から「その男性は、奥さんと二人暮らしのはず、自宅内を別動隊に確認させるから、目を離さないように」との指示。

それからも、その男に幾度も話しかけるが、無言のまま・・そのとき、携帯電話がなり、出てみると、アパート確認をした部長刑事から、

女性が、部屋のベッドの中で首を絞められて殺されているのを発見した。本件は、殺人事件である。

との、静かな声。

男に対し、一緒に病院に行った敏腕デカが、静かに、しかし嘘は言わせないという毅然とした言葉で「奥さんは、どうした?何があった?」と質問したところ、男は、手で顔を覆い隠しながら、

「すみません、二人で自殺することを話し合って、私が殺しました・・自分も死ぬつもりだったけど、死にきれなくて・・すみません・・」

男は、その場で逮捕、子供のいない二人は、将来のことを悲観して死を選び、今回の事件に至ったそうです。

現場アパートに入ってみると、二人が子供代わりにと飼っていた犬が寂しそうに鳴いており、犬が見上げるベッドには奥さんの亡骸が見えました。

奥さんの亡骸の横には、寄り添うように

二人が子供代わりにと可愛がっていた女の子の人形

が寝せてありました・・・

二人が飼っていた犬は、保健所に引き取られましたが、数日後ひっそりと息を引き取ったそうです。現場検証等のために何度も現場を訪れましたが、二人の可愛がっていた女の子の人形については、日がたつにつれて、寂しそうな顔になっていくような感じがしてなりませんでした・・・

悲しい悲しい事件でした。

命の約束、生きる約束、みんなにしてもらいたい、本当に強く感じた事件でした。

If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月28日 (火)

鹿児島の探偵というお仕事~浮気調査~

鹿児島の探偵というお仕事~浮気調査~

GWが始まりました。イベント時期は、浮気するのに絶好のチャンスとなります。

●本当は、仕事が休みなのに、家族に仕事だと嘘を言って、会うパターン
●連休だけど、仕事が少し残っているからと、先に奥さん子供を田舎に帰して、会うパターン
●休みだから朝からパチンコに行ってくる!といい、会うパターン

こんなところでしょうか・・・・
うきうき・わくわく感・メールチェック回数の増加が見えたら、それは浮気の兆候です!

~浮気調査ケース~
対象者:30代会社員男性
クライアント:その妻

最近、旦那がパチンコだとか、打ちっぱなしだとか、3~4時間ほど、一人で出かけることが多くなった。
なんか、そわそわしておかしい、浮気してるんじゃないか・・

と考えた奥様が、依頼。

旦那の休みの日に、朝から自宅近くで待機。
旦那が打ちっぱなしに行ってくると外出したところで奥様からアルゴススタッフに通報
旦那の乗る車を追尾・行動確認開始
車は、ゴルフ練習場に行かずに、中央駅近くのコインパーキングへ
車から降りて、近くのマンションの一室へ・・・
2時間後、マンションから旦那と若い女性が二人で外出し、近くのファミレスへ
食事終了後、マンションへ戻り1時間
合計4時間の逢瀬

雨の降る中、ビデオとデジカメを構えて、マンションの出入り・ファミレスでの状況を押さえ、報告書提出。

相手は同じ会社に勤める独身女性でした。

<後日談>
浮気がばれて、数ヶ月はおとなしくしていたようですが、また浮気相手とヨリが戻ったとのこと・・
奥さんも半分あきらめ気分で、子供のこともあるし、今のところ離婚までは考えていないようです。

If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月27日 (月)

鹿児島の探偵というお仕事~ストーカー~

鹿児島の探偵というお仕事~ストーカー~

ストーカー「中年女性被害者のケース」
御主人の浮気が原因で離婚したバツ1女性。
一人暮らしをしながら、自立した生活をしていましたが、一人暮らしが寂しくなってきたころ
街で偶然に昔の彼氏に遭遇昔の思い出のまま変わっていない彼」という思い込みで、交際開始。
最初は、仲良くやっていて、生活費などを貸し借りしていたところ、そのうち彼は仕事もしなくなり、酒・パチンコ三昧・・半同棲の生活が続く中、お金をせびられ、ついには暴力まで・・だけど、酒を飲まなければやさしい・・
一人はさびしい・暴力は嫌・いつもはやさしい・・・・・DVの典型的なケースです。

暴力を振るわなくなるまで、家への出入りを禁止したところ、ストーカー化
夜に自宅に押しかける・職場に押しかけ、お金をせびる・電話をしつこく架けてくる・・・
身の危険を感じて、警察へ相談。

若い刑事が対応し、
彼氏でしょ。お金の貸し借りもあるんでしょ。自分の責任なんだから・・相手はお金を返してくれということで、訪問してるんじゃないですか?ちゃんと相手と話し合いをしてみれば・・
で、ストーカー事件としては受理してくれなかった。

そのうち、ストーカー化はエスカレートし、自宅のポストに
「貸したお金なんてどうでもいい。一緒にいてくれ。俺は、精神病院にも入院したことがある。一緒にいてくれなければお前を殺して俺も死ぬ。」という内容の手紙が入る。

そこで、アルゴスユニットに相談。
まず、いままでの関係を事情聴取。
交際期間半年、彼からの借金50万円、暴力回数5回(蹴り・殴り)
携帯への着信1日平均12回・訪問週2回程度・午後11時ころ・自宅マンション周辺をうろつくのは頻繁
「怖い・逃げたい・お金を返して関係を清算したい」という希望であったため家計簿兼日記
●携帯への着信履歴のメモ保存
●訪問日時のメモ
を必ず記載すること

●手紙の保存
を指示し、まずは、彼の行動確認を実施
週1~2回程度、日雇いの建設アルバイトをしながら、躁鬱で通院・投薬治療中。
約1週間ほど行動確認をして行動パターンを把握。
あわせてクライアントの仕事終了から自宅までの警護及び深夜零時までの周辺警護を実施。

警戒中、ストーカーがクライアントの自宅マンションの入口に来て、彼女に電話。
30分ほどマンション周りをうろついて、彼女の部屋の窓を見上げてたたずむ姿あり。

ストーカー状況を、第3者であるラルゴスユニットのスタッフも確認できたことから
●携帯着信履歴のメモ
●訪問日時のメモ

を記載した日記と、ポストに入れられた手紙を持参して、警察へ被害届を出すよう教示。

数日後、警察に被害届けを出しにいくが、若い担当の刑事はやはり受理してくれない。
「何かあったら110番するように」とだけ言われ返される。
ストーカー対策には警察の協力は必要不可欠です。
アルゴスユニットは元警察官なので、どこを攻めれば協力的に動いてくれるかは、周知!
ある部署「事案の内容・警察の対応」についてメール送信
メール送信の翌日、担当の若い刑事から、
「警察に知り合いでもいるんですか?・・・詳しく話を聞きますので、お伺いします」と低姿勢での電話連絡あり。

被害届としては受理しなかったが、重要相談として受理してもらい、110番の通信司令室にもストーカー被害の恐れあり事案として登録。110番の際には緊急で急行してもらうよう手配済み

3日後、ストーカーが訪問してきたので、110番・パトカー到着で身柄確保。
警察でかなり絞られたうえに、今後近づかないという念書を取られ、事件は解決。

その後、共通の知り合いが間に立ち、借金関係を処理。
携帯電話番号を替え、ボーナスを待って新しい部屋へ転居。
仕事場を変われないため、すこし不安は残っていますが、今のところ平穏な生活をされています。

※日記は重要な証拠になります。ストーカー被害の恐れがある人は、日記をつけることをオススメします。


If you fight, We become your sword and shield.

~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月26日 (日)

鑑識担当として取り扱った事件

民間被害者対策チーム「アルゴスユニット」のヤマモトです。

私は、現職中に鑑識担当として10年位を過ごしました。

その間、殺人、強盗、強姦、窃盗等さまざまな事案に取り組んできました。これまで、取り扱った事案について、興味深い事案がたくさんありましたので、被害者や被疑者の人権保護に気をつけながら、話せる部分を少しずつアップしていきたいと思います。

今日は、ある所属在任中に取り扱った殺人事件についてです。

ある夜、自宅で、「さあ、そろそろ寝ようかな」と、思っていたときでした。いきなり鳴り響く電話の呼び出し音に、嫌な胸騒ぎを感じつつ電話に出ました。当直の刑事からの、「傷害事件発生です、被害者2名、出動をお願いします」との依頼でした。

私たち鑑識は、殺人、強盗、強姦等強行事件が起これば、強行事件担当刑事と一緒に呼び出され、窃盗事件が発生すれば、窃盗事件担当刑事と一緒に呼び出され、ひき逃げ事件等交通関係事件が発生すれば、交通事件担当捜査員と一緒に呼び出されます。だから、休みも休みのようではなく、ほとんど現場にいたような印象があります。今「臨場」というドラマやアメリカでは「CSI」というドラマをやっていますが、まさにあの感じです。

犯人は、初老の男性。友人と二人で、居酒屋で飲んでいるとき、ふとしたつまらないことから喧嘩になりました。よっぽど許せなかったんでしょうね、店を飛び出し自宅に立ち返り、包丁を持ち出しました、店に舞い戻ったその男性は、問答無用で友人の胸を包丁で一突き・・・、飛ぶ血しぶき、店の中は騒然となりました。その後、男性は包丁を手に握ったまま、店を出ました。通りを血だらけの包丁を握って歩いていたところ、目の前から歩いてきた酔っ払いに「お前、その包丁はなんだ?人も刺せないくせに」とからかわれ、カッときて、その酔っ払いの胸を路上で一突き。倒れこむ酔っ払い、騒然となる飲み屋街。男性は、そのまま、道を進み、スナックに入り、客や従業員を人質に立てこもりました。

私と鑑識係長が第一現場である居酒屋に到着するかどうかというときに、無線で「居酒屋で刺された男性死亡」の一報が入り、事件は傷害事件から殺人事件へと変わりました。到着してみると、現場居酒屋は、血の海、まさに地獄絵図でした。鑑識係長と二人で、

写真撮影

血痕採取(乾燥ガーゼで直接ふき取って採取)

指紋採取(アルミ粉末等多種多様の粉末液体を使用しての採取)

足跡採取(静電気足跡採取機などを使用しての採取)

等鑑識作業をたんたんとすすめているときに、無情な無線の第2報「路上で刺された男性死亡」、これで連続殺人事件になりました。それとほぼ同時に、「スナックに犯人らしき男が人質を取り立てこもっている模様」との無線が鳴り響きました。

「早く済ませて、次に行かんといかんな」鑑識係長の静かなつぶやき。

居酒屋の現場資料採取などを全て済ませて、第二現場である通りの路上へ、ここも血の海、肉片、大変な状態でした。

その後、それ以上の被害者も出ずに、犯人も逮捕され、私たちは、資料採取・写真撮影に朝までかかりきりでした。

犯人が逮捕されたあとも、証拠品の精査とか、取調べで、ずっと忙しい日が続くんです。テレビの刑事ドラマの世界みたいに、犯人逮捕で全て終わりならいいんですが、現実は、逆につかまった後のほうが忙しいんです。なかなか、一般の人にはわかりにくい、警察捜査の裏側の大変な一面でした。

2009年4月25日 (土)

鹿児島の探偵というお仕事~交通事故トラブル~

鹿児島の探偵というお仕事~交通事故トラブル~

日々、交通事故は起きています。
<物損事故>
自走が可能であれば、最寄の交番へ行くよう促されます。
交番で地図を見ながら警察官・当事者で事故の状況を簡単に打ち合わせて
事故証明を作ります。特別なことがない限り、現場は見ません。

<人身事故>
交通事故係が現場臨場し、現場で詳細な交通事故見分を行います。
その後、当事者を呼んで調書を作成し、事件化します。

それらの資料をもとに、保険会社が事故割合などを決めて、解決に向けて話し合いをすることになります。

しかし、近年、個人の権利意識の高まりや、経済不況により任意保険をかけていない人が多くなるにつれて、トラブル化する傾向があります。
事故原因や1当事者・2当事者の判断に納得いかず、保険会社の仲介が成立しなければ、裁判という形になります。

市役所などに交通事故相談の窓口はありますが、ほとんどが弁護士さんへ・・というアドバイスになります。

そのとき、どういう形で事故が起きたのかを再現したり分析したりという証拠はどうするのか・・・・
そこに、交通事故鑑定という仕事が出てくるわけです。
交通事故鑑定人を名乗る人間はたくさんいますが、スキルはさまざまです。

警察で交通捜査のスペシャリストであったうちのスタッフは言います。
「テゲテゲな事故見分もたくさんあるよ」
一人の交通係が数十件の未決を抱えているわけですから、一つの事故に時間をかけることは出来ない・・・

一般の人にとっては、交通事故や事件の被害者になることは一生のうち1回あるかどうかです。しかし、警察官は毎日のように事故・事件を処理している。
麻痺してはいけないのだが、どうしても麻痺してくる。そんなもんです。

アルゴスユニットが行う交通事故トラブル処理は、
交通事故現場の再見分を行って、事故原因・状況を再現分析するものです。
あくまでも中立な立場で行いますので、時には、クライアントの意に添えない鑑定が出ることもあります。

一般の人にとって一生に1度あるかないかの事件事故を親身になって相談を受け処理していくこと。それが、アルゴスの被害者対策だと考えています。
交通事故処理に納得していない方、保険会社の処理に不信感を抱いている方、お気軽にご相談ください。

If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月24日 (金)

鹿児島の探偵というお仕事~悪徳商法~

鹿児島の探偵というお仕事~悪徳商法~

裸族・・・・現職のとき、同期生や後輩の結婚式で、裸踊りして始末書とられたこともあったっけ・・・裸はね。。やっぱいかんよ。裸は・・・まあ、誇れるほどのモノは持っていないので・・・

現在、関わっている案件「悪徳商法」についてです。
クライアントは建設会社。

数年前に鹿児島市内の事務機販売会社からビジネスフォンを7年リースで導入120万円
翌年、「IP電話にすれば、電話代が安くなりますよ!」
の言葉でわけのわからないIP電話対応の機械を70万円でリース

更に翌年、「新製品が出ましたので追加しましょう!」
のセールストークで、更にわけのわからないIP電話対応機材を50万円で追加リース

更に翌年、「ビジネスフォンの主装置をIP電話対応にすればもっと電話代がやすくなりますよ!」
のセールストークで、リースの組みなおし

そこではじめて、なんかおかしいぞ!と建設会社の社長さんが気づいて
うちに相談されました。

リース契約をすべて調べなおして、状況や納品された機材を精査してみると、ビジネスフォンのリース組みなおしの際に、納品されていない機材まで記載されて請求されている状態

社長いわく、「わからないから、任せて印鑑おしちゃったんだよね・・・・」

現在、リース契約にうそがあるということで、リース契約無効に向けて資料を準備中です。
社長とリース会社が話し合って、解決できなければ、弁護士さんにお願いして訴訟かな・・・

事務機屋とリース・・・・相見積を取るくらいの常識は必要だと思います。
ちなみに、70万でリースされたIP電話対応機器。同機能の機材をNTTでレンタルすれば月300円です。

電話系・IT系・パソコン系は、客自身に知識がないと、事務機器販売のいいカモにされます。
特に建設業・医療関係は3割り増しで見積されるので気をつけてください。

うちのリースもなんか変だぞ・・・という会社があれば、ご相談ください。

If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月23日 (木)

鹿児島の探偵というお仕事~ひきこもり対策~

鹿児島の探偵というお仕事~ひきこもり対策~

アルゴス・ユニットは、民間被害者対策の中で、女性の自立支援も行っています。
現在動いている案件は、
成人している二人の息子が引きこもりというシングルマザー
相互依存の状態で、負のスパイラルから抜けられない状況。
経済的にも精神的にも追い詰められる母親を救うため、引きこもり対策を実施中です。

長男は仕事が見つかりさえすればなんとか自立できそうなのだが、次男がメンタル的に不安定で通院中。
ありがちな、引きこもり=パソコンという構図で、ひたすらPCの性能UPを追求するのが唯一の喜びという状況。
それで、「俺は人とは違う、人よりも高性能なパソコンを持っている・組み上げている!」という偏ったプライドと薬の過剰摂取という薬物依存状態で、バランスをとっている状態。

うちの上部組織が現在、NPO法人ライフアシストネットワークを立上げ準備中であり、そのなかのIT支援で、ITコンシェルジュ育成事業というものがあります。
ITコンシェルジュとは
パソコンの設定・修理・トラブルサポートの技術を講習し、NPO独自の資格を発行する。
というものです。
リモートサポートなどのサービスを盛り込むことで在宅ワークのシステムも将来的に構想としてもっています。

通院中の病院でも訪問看護スタッフが週1回の訪問でカウンセリングを行っているようですが、深いところまでは話ができないという状況でした。

よって、パソコンに詳しい人間ということで接触&カウンセリングを行い、次男がひそかに持っていた、「自分の誕生日に逝ってしまおう」という計画を掘り出しました。

警察ではカウンセリングという教育は受けませんが、毎日が被疑者の取調べ・被害者の参考人聴取で調書化するという、実践での心理戦をやっていたわけです。深いところ、話したくないところを聞くということが仕事だったわけですから・・・

ITコンシェルジュ資格取得という夢と希望を与えることで、第一歩を踏み出させる勇気を与えましたが、メンタルな部分の昇降は予測がつきません。まだまだ油断は出来ない状況ですが、第1回目の講習に元気な姿で出席させるためのサポートを行います。

鹿児島では メンタルの部分で、
「根性がない!甘えだ!で片付ける風潮」があり、メンタルな部分をわずらう当人にしてみても
「なんでこんなに根性がないんだろう、なんとかしないと、だけど動けない」という焦りと不安の中で自分を追い込んでしまうケースがほとんどです。
周りの家族もわかってはいるんだけど、歯がゆくてつい強く言ってしまう。

ゆっくりでいい。甘えてもいい。わがまま言ってもいい。だけど、一歩踏み出してみようか?
新しいことに一歩踏み出してみようか?
小さいけど、そのためのきっかけをうちは提供できるから。

そういう気持ちで、引きこもり対策をやっています。

If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月22日 (水)

鹿児島の探偵というお仕事~ハイテク化~

鹿児島の探偵というお仕事~ハイテク化~

アルゴス・ユニットには、元々県警のハイテク犯罪捜査班員だったり、警察を辞めてからIT企業をやってたりするメンバーがいますので、かなりITには強いです。

今の御時勢、探偵という仕事をする中で、必ずキーになるのはIT機器です。
ストーカーしかり・いじめしかり・浮気しかり・盗聴盗撮しかり・・・・
必ず携帯電話・パソコンなどのIT周辺機器が絡んできます。
ですから当然のごとく、探偵スキルのほかに、ITスキルも同時に求められるわけです。
それに加え、個人情報保護の問題もでてくるわけで、法的スキルもプラスで必要となります。

奥様が旦那名義&使用の携帯電話を持ち込んで、パスワード解読とデータ抜き出しを求められても、スキルとしては簡単な作業ですが、法規的にできないわけです。
その場合は、奥様に手法を教えて、奥様個人の責任でやってもらうという手法しかとりえません。

家のパソコン&家族使用の場合は、奥様依頼で作業は可能ですが・・・
ブツの「所有者・名義人・使用者・その関係者」難しいところです。

最近の携帯のほとんどが、マイクロSDなどの記憶媒体が入っています。
記憶媒体にデータを保存して、それを消したとしても、消したデータの復元は可能です。
それは、パソコンもデジタルカメラも同じです。
ITやネットで匿名性とかいいますが、一番証拠が残りやすいのがITです。
悪いことにはITを使わない!確実にバレます。

~盗聴・盗撮ケース案件~
盗聴発見機材を持って市内をまわると、盗聴盗撮電波がたくさん出ているエリアがあります。
天文館公園周辺・MBC周辺・中央駅東口周辺
の3エリアが要注意エリアです。
盗聴器なんて、2万円程度でネット販売されてますから、だれでも入手できる身近な商品です。
盗聴器発見作業を行ったとき、一番多いのは、マンションでの置き去り盗聴器です。
以前の入居者もしくはその関係者が仕掛けて、そのまま引越しで置き去りという感じですね。
最近では、パソコンの中やマウスに盗聴器が仕掛けられていたりするケースもあります。
パソコンの中に仕掛けられると、パソコンに詳しくない人が筐体の中をみても、どれがパソコンの部品でどれが盗聴器かわかりませんから・・・・

あとは盗撮。レンタルビデオのアダルトコーナーには、盗撮モノと呼ばれるジャンルが出来ています。
盗撮の場合、ほとんどが商業目的で、会社やデパート、駅・学校のトイレなどに仕掛け、動画をDVD化して販売する目的です

公的な場所には防犯カメラがあり、大体1~2年程度が、防犯カメラ映像の保管期間になっています。
その間に発売すると盗撮に関わった人間がバレてしまう可能性があるので、大体、盗撮から2年経過後に販売されるケースが多いようです。

商品価値としては、やらせよりも実録のほうが高いので、2年後に自分のトイレ姿が世間にさらされる・・・その動画がネット上にUPされると、ネット上を一生漂います。削除することは不可能です。

どうすれば、被害者にならないか・・・被害者にならないポイントを抑えておけば、かなりの自己防衛が可能です。不安な方は、お気軽にご相談ください。

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2009年4月21日 (火)

探偵というお仕事

~鹿児島の探偵というお仕事~
探偵というお仕事は、不況に強いといわれます。だからあなたも探偵業を開きませんか?
フランチャイズ300万円です!

そんな言葉にだまされて・・・探偵業を検討されているあなた!やめといたほうがいいですよ。
ちなみに、うちは60万で「育成開業支援」やってますが・・(笑)
検討されている方、お問い合わせお待ちしております(笑)

不況になれば、いろんな問題が出てくる(家庭不和とか)・・探偵の仕事はあるかもしれない・・
しかし、不況になれば依頼者も不況なわけで・・依頼者がいなければ仕事にならないわけで・・
確実な結果を出せない探偵には仕事は回ってきません!

探偵の仕事は地味そのものです。
TVやアニメの探偵なんてフィクションですから・・
昔現職だったころ、自動販売機荒らしが連続発生し、自販機の裏に隠れて朝まで張り込みするとか、あのころから変わんないな~としみじみ

探偵の仕事は地味そのもの。ラブホの駐車場で2時間張り込みしたり・・
「浮気」についての男女の考え方って不思議なもので
依頼者(妻)・対象(夫)の浮気調査の場合
夫の浮気事実が判明すると、妻は相手の女性に矛先が向くのね。
私としては、「浮気する旦那が悪いだろ」って思うんですが・・

~浮気調査のケース~
夫がネットの出会い系で、主婦と意気投合
なんかおかしいと思った妻が、パソコンの履歴を見ると出会い系のアクセス履歴あり
夫がいつも使うパスワード(銀行関係)を入れると、やり取りがすべて表示
相手の主婦から「今夜主人が出張なので」・・待ち合わせ確定
妻からの調査依頼あり
旦那の仕事場から、行動確認の追跡開始。
なぜか有料道路を通って鹿児島市内のコイン駐車場に駐車・女性現われ同乗
与次郎方面へ走り、ハンバーガー屋で買い物してホテル
1時間30分でホテルを出て、谷山方面へ・・公園駐車場でお別れ

鹿児島は夜の交通量が少ないので、尾行追跡には気を使います。
相手の女性を特定するのが難しく、数回の逢瀬の尾行を行いました。
ビデオ(DVD)・写真・報告書で作業終了。

<後日談>
旦那がパソコンを始めたときに、妻が何も言わずDVDをパソコンに入れる・・
自動再生・・ホテルから出てくる自分の姿を呆然と見る夫

パソコンや携帯は証拠が残ります。男性のみなさま、気をつけましょう。

If you fight, We become your sword and shield.
~あなたが戦うのなら我々はあなたの剣と盾になりましょう~

2009年4月20日 (月)

アルゴスユニット調査担当の取り組み状況

 民間被害者対策チーム「アルゴスユニット」のヤマモトです。

私は、つい先日まで鹿児島県警の警察官をしておりました。私が探偵業はじめるに至ったのは、警察官時代に、毎日の事案の多さに押されて、相談に来る被害者に対して、誠意も時間も十分にかけてあげられなかった、このつらさを何とかしていきたいと考えたからです。

泣きながら訴える被害者にとって、最後の砦であるはずの警察が、取り扱いの多さのために、残念ながら、事案の軽重により取り掛かる事案の順番を決めざるを得ない・・・例えば、「あなたの勘違いということもあるし、決定的なことがない限り、24時間あなたに一人に張り付いて守るってわけにはいかないんですよね。あなたのおっしゃる意味はわかります。ストーカーにあってるかもしれないってことですよね、でも、実際あなたと出勤時間が同じで、たまたまバスも同じなのかもしれませんし、本当にあなたと帰る方向が偶然に同じなのかもしれませんよね、今のそれくらいの状態では、警察が直接動くのは難しいと思います。まあ、パトカーや交番のお巡りさんに、巡回を強化するように伝えますから。」警察官時代に被害者に対して、何度言って来た言葉か・・・そのたびに「民間の被害者対策に取り組んでくれる機関にいたら、被害者の納得がいくまで守って調査もしてあげられるのになあ、鹿児島で、このような事案に24時間いつでも対応してあげられる探偵業を立ち上げていけないかなあ」と思っていました。

その思いがつのって、警察を辞めて立ち上げたのが、鹿児島の民間被害者対策をメインテーマとした探偵業「アルゴスユニット」なのです。

被害者の皆さんは、どうにもならない苦しみを抱えて、警察に相談に行くわけですが、警察としては取り扱いが多く、なかなかその場で、パッと動くことは出来ずに、被害者としては苦しみにさいなまれながら、毎日を送られているというのが現状です。

我々、鹿児島に根ざした探偵「アルゴスユニット」は、民間の立場でフットワークのいい、チームとして、被害者の要望に積極的にすばやく行動していきたいと考えております。

自分の楽しい人生を守るため、明るい未来に笑って生きていくために、心に引っかかっている、大きいトゲ、小さなしこりを我々と一緒に完全に取り除いていきましょう。

24時間電話対応をしていますし、相談料は、完全無料です。心配なさらずに、警察に相談してもどうにもならないって言われそうな小さなことでも誠意を持って取り組みますので、遠慮なく、ご相談ください。

あなたの、心の叫び、救いの声をいつでも、お待ちしております。

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    〒890-0045
    鹿児島県鹿児島市
     武1丁目21-48木村ビル3F
    WEB:Argos・Unit~アルゴス・ユニット
    TEL:099-285-5100(エノモト)
    携帯:090-3416-3744(ヤマモト)
    Mail:argos@po3.synapse.ne.jp
    (年中無休・24時間受付中です)

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